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代表取締役社長 浜口 稔 2025年 年頭挨拶

新年明けましておめでとうございます。
2025年の年頭に際し、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年も多くの皆様にご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

2025年は60年に一度の巳年「乙巳(きのとみ)」の年を迎えました。この年は、これまでの努力が実を結び、新たな成長へと向かう転換点とされています。当社もこの節目の年を契機に、さらなる挑戦を進めてまいります。

昨年はグループの成長にとって非常に重要な年となりました。中村自働機械や向井化工機、高橋汽罐工業、三好機械産業の子会社化、さらにはタイのIFM(International Foundry Machinery Co., Ltd.)への出資など、多くの企業が新たにグループに加わりました。これにより、事業領域の拡大とサービスの多様化を図るとともに、グループ全体のシナジーを活かし、さらなる企業価値の向上を目指しています。

一方で、上場から2年目を迎える中で、株価に関する課題も引き続き認識しております。この課題に対して、成長戦略の確実な実行、コスト管理の徹底や資本効率の向上といった基本施策を継続しつつ、株主・投資家の皆様との透明性あるコミュニケーションをさらに強化してまいります。具体的には、当社の中長期的な成長戦略を明確に示し、それを支える行動計画を着実に実行することで、企業価値の向上を目指してまいります。

2025年は、コンベヤ部品事業の海外展開の本格化、ロボットSI事業の更なる成長、昨年度グループインした企業とのシナジー創出やさらなるM&A投資の実行など当社グループにとってさらなる成長と進化を加速させる重要な一年です。これらの取り組みを通じて、お客様の利便性向上に努め、ステークホルダーの皆様の期待に応え続けてまいります。

また、昨年実施した社員満足度アンケートを通じて、人事制度の見直しやコミュニケーション改善のための具体的な取り組みを進めております。このような改革を通じて、社員一人ひとりが「JRCで働くことに誇りを持てる」と感じられる環境づくりをさらに推進してまいります。

当社は、株主、お客様、仕入先、社員、地域社会を含むすべてのステークホルダーに対し責任を果たし、持続的な成長を実現することで信頼に応え続けてまいります。本年も引き続き、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

最後になりますが、2025年が皆様にとって希望に満ちた一年となりますよう、心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

株式会社JRC
代表取締役社長 浜口 稔