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働くを知る

K.N

仲間と支え合いながら挑むDX
全社を俯瞰して変革をけん引

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所属部署と役割

全社を俯瞰し、最適解を導くシステム部門の責任者

経営企画室のDX・システム課に所属しています。担当は「システム構想・計画」「業務システムの開発」「サイバーセキュリティ対策」など多岐にわたります。

以前は「システム課」という部署名でしたが、2024年度から「DX」(※)という名称が加わりました。これまでは単なるITの保守・管理の部署という印象が強かったのですが、DXが付いたことで、技術を活用して業務や組織の変革を推進する役割を期待されていると感じています。JRCグループ全体の変革を技術面からけん引する立場として支援するのが私たちの役割です。

各事業部や部署では、それぞれの工夫で個別最適化が進められていますが、そこから生まれる課題や改善ポイントを俯瞰的に整理し、全体最適の提案を行える唯一の部署だと思っています。

※DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、「デジタルによる変革」を意味し、単なるシステム導入や業務効率化にとどまらず、デジタル技術を活用してビジネスモデルや組織、働き方そのものを変革する取り組み を指します。

02

入社の決め手

モノづくりの業界で広がる視野。安心して挑戦できる環境を求めて

前職でも製造業の情報システム部門に所属していましたが、IT投資には消極的で、業務範囲も限られていました。転職活動を進める中で、これまでの経験を活かせるモノづくりの業界に軸足を置き、安心して働ける環境で新たなチャレンジを通じて視野を広げたいと考えるようになりました。

コンベヤ業界は未知の世界でしたが、JRCはリーディングカンパニーとして安定性が高く、景気変動の影響も受けにくいと知り、安心して働けると感じました。採用決定までが早かったことも、スピード感のある会社だと魅力的に感じました。

また、前職では営業も経験しており、社内SEに戻る際にはブランクへの不安がありました。しかし、社内外の研修制度が整っていると知り、SE以外の経験も生かしながら期待に応えられると思いました。

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入社して感じた魅力

社長とも気軽に話せる風通しの良さ、新たな提案が生む好循環

まず驚いたのは、社長との距離の近さです。入社間もない時期から身近に話すことができ、意見を伝えられる環境がありました。

また、社長を筆頭に経営層が新しい取り組みに積極的で、ITを「コスト」ではなく「投資」と捉えている点も特徴です。その考え方が社風として根付いているため、費用対効果や方向性が明確であれば役職に関わらず提案が採用されやすく、実際に役職がつく前から自分の提案が採用されたこともあります(もちろんダメなときもありますが(笑))。

この環境が「提案が採用される → 責任感が芽生える → 自律的に行動する → 新しい課題に気づく → さらに新たな提案につながる」という好循環を生んでおり、これこそがJRCの大きな魅力だと感じています。

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仕事のやりがい

ゼロからの挑戦で得たやりがい。理想は「空気」のようなシステム

JRCではM&Aや海外展開を積極的に進めています。私はシステム担当として、M&A先の会社に早い段階から伺い、ネットワーク整備などに携わる機会があります。その会社で長年培われてきたやり方や文化、部分最適化された仕組みを、JRCグループ全体の最適化につなげる作業は難しいですが、大きなやりがいがあります。

特に印象に残っているのは、M&Aに伴い新たに開発した協力会社向けのシステムです。ゼロからの挑戦で不安もありましたが、多くの方々の協力を得てリリースに成功し、IT監査も無事通過。導入から8年経った今も安定稼働しており、「使い勝手が良いので継続して使いたい」と言っていただけた時は本当に嬉しかったです。

猛スピードで拡大する事業に追従するため、DX・システム課では「変化に迅速かつ柔軟に対応できるシステム基盤の構築」をビジョンに掲げています。システムは「空気のような存在」が理想で、気づけばすでに準備が整っている――そんな状態を目指して、常に最新動向を把握し、先回りした対応や柔軟で長期的に使えるシステムの導入を心がけています。

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職場の雰囲気・人間関係

多様な強みを活かし、協力とコミュニケーションを大切に

DX・システム課には多様なスキルを持つメンバーがいます。システム開発、ネットワーク構築、セキュリティ管理など、それぞれの得意分野を活かして協力し合っています。最近は1つの技術だけで完結できるプロジェクトは少なくなっており、互いの強みを活かしながら力を合わせて取り組む中で、コミュニケーションの重要性が一層高まっています。

在宅勤務も活用していますが、チャットツールで活発にやり取りしています。私は責任者の立場ですが「部下」ではなく「メンバー」と呼び、フラットに意見を出し合える雰囲気づくりを心がけています。すべてを一人でカバーすることはできないからこそ、互いに補い合い、協力して成果を出していくことを大切にしています。

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今後の目標

補完力とスピードで、どんな挑戦にも応えるチームへ

今後の目標

個人よりもチーム全体で成果を出すことを目指しています。メンバー同士でスキルを補い合い、情報を共有し、スピード感を持って取り組むことが重要だと考えています。

経済産業省の「DXスキル標準」を参考に、5つのスキル領域(ビジネスアーキテクト、デザイナー、データサイエンティスト、サイバーセキュリティ、ソフトウェアエンジニア)を五角形に見立て、チーム全体で大きな正五角形を描ける組織を理想としています。

どんなプロジェクトにも対応できる強いチームをつくるため、多彩なメンバーが力を発揮し、チームとして会社に貢献できるように。その後方支援やコミュニケーションの促進こそ、今の私の役割だと考えています。

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ある⼀⽇の流れ

  • 出社・スケジュール確認・事務処理・メンバーフォロー

    メンバーからの質問に応えつつ、その日の予定を確認します。

  • 作業(開発・データ分析・資料作成)

    午前中は集中できるので、システムのバージョンアップや不具合対応などに取り組みます。

  • 昼休憩

    少し仮眠を取りたいのですが、寝言が恥ずかしいので(笑)、気をつけながら休んでいます。

  • 協力会社との商談・進捗確認

    午後は打ち合わせを中心にスケジュールを組み、協力会社との商談や進捗確認を行います。

  • 課内ミーティング

    メンバーの案件進捗を確認し、課全体の状況を把握します。

  • 改善要望・業務ヒアリング

    他部門へのヒアリングを行い、改善に向けた情報を収集します。

  • 日報確認・翌日のToDo作成

    メンバーの報告を確認し、翌日の計画を立てます。

  • 退社

08

休日の過ごし方

休日も学びと趣味でリフレッシュ

休日はDX関連のフォーラムに参加し、さまざまな方の知見を学んでいます。
また、最近はカメラを購入し、特に好きな飛行機――中でもブルーインパルスをきれいに撮れるよう勉強中です。
(写真は自身で撮影)